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京セラ、GFなど4社、鹿児島で100MW級の大規模ソーラー発電所稼働。売電開始。東京センチュリーと福岡銀行主導で地銀17行のシンジケートローン等で資金供給(RIEF)

2020-04-28 17:06:11

kagoshima1キャプチャ

 

 京セラと九電工、東京センチュリー、GFの4社が鹿児島県で共同開発を進めてきた発電容量100MWの大規模太陽光発電所が完成、売電を開始した。発電規模は九州最大、総事業費400億円。ファイナンスは東京センチュリーと福岡銀行が共同主幹事の形で地銀17行が参加するシンジケートローンで調達した。

 

 (写真は、完成した鹿児島の100MW太陽光発電所)

 

 発電所は「鹿屋大崎ソーラーヒルズ太陽光発電所」。鹿児島県鹿屋市と大崎町にまたがる旧ゴルフ場建設計画地に展開している。同地では30年以上前にゴルフ場建設があったが中止になっており、地元では長らく有効活用が望まれていたという。京セラ等の4社は、2014年1月から、太陽光発電事業化の検討を進めてきた。今年3月10日に試運転を経て、売電を開始した。

 

 事業実施面積は合計約225万㎡、使用パネルは京セラ製太陽電池モジュール35万6928枚、発電容量は約100MW。年間予想発電量は約11万7000MWh(一般家庭約3万9300世帯分の年間電力消費量に相当)を見込んでいる。全量、九州電力に売電する。CO2削減量は年間約6万2420㌧と推計している。

 

 事業は、鹿屋大崎ソーラーヒルズ合同会社が事業主体。合同会社はGFが72.7%を出資、京セラ、九電工、東京センチュリーはそれぞれ9.1%ずつ出資した。事業化の役割分担では、九電工・GFの共同企業体が発電所の設計・施工、今後の維持管理を担当。京セラが太陽電池モジュールの供給、東京センチュリーがファイナンスを担った。



 地元の鹿児島県、鹿屋市、大崎町等では、発電所建設による雇用創出と税収の増加などによって、地域社会の活性化が図れると期待している。

 

https://gfcorp.jp/slug_news/20200428-02/

https://www.kyocera.co.jp/news/2020/0405_deks.html