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放射性物質が「40日間世界一周」!?福島から大気に乗って世界に広がる【目からウロコ】

2012-06-01 18:21:21

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40日周期で放射能物質が増える。東京電力福島第一原発の事故で大気に広がった放射性物質が、約40日間かけて地球を1周し、世界中に広がった可能性が高いと、福島大学の研究グループが報告した。

これは、茨城県つくば市で5月29日に開かれた日本気象学会春季大会で発表されたもので、福島大学の渡邊 明教授らの研究グループが明らかにしたものだ。

福島市内で大気中の放射性物質を測定

研究グループは、昨年5月から福島市内の大学の屋上で、大気中の放射性物質について、調査を行ってきた。

今年4月までの調査結果によると、調査開始から1か月間の大気中の放射性物質の濃度は1立方メートル当たり平均で0.0048ベクレルだったが、今年3月の計測では、およそ0.0007ベクレルと約85%減少した。

ただ、濃度は減少しているものの、40日周期で増加と減少を繰り返しているという。これは、東京電力福島第一原発からの風向きとは関係なく、40日ごとに平均値より高い数値が規則的に計測されているもので、特に今年1月以降にこの傾向が顕著だという。

 

http://www.daily-eye-news.net/news_adeHn9IeuQ.html