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「原子力ムラ解体」へ共闘 菅氏・河野氏ら訴え(東京新聞) 新党を作ろうぜ!

2012-06-04 14:22:06

今後のエネルギー政策などについて語る菅直人前首相(右)と自民党の河野太郎衆院議員=3日午後、東京都国分寺市で
脱原発を訴える菅直人前首相と自民党の河野太郎衆院議員が三日、東京都国分寺市内で討論会に出席し、太陽光発電など再生可能エネルギーの推進や、「原子力ムラ」の解体を訴えた。与野党は国会での法案審議をめぐり激しく対立しているが、両氏の主張はほぼ一致し、笑顔で意見を交わす姿もみられた。

今後のエネルギー政策などについて語る菅直人前首相(右)と自民党の河野太郎衆院議員=3日午後、東京都国分寺市で





 河野氏は、東京電力について「政府が資金援助しなければ、東電は賠償金と廃炉費用を払いきれない。料金値上げは破綻処理をして、銀行や株主に負担させてからだ」と主張。これに対し菅氏は「破綻させるべきだとの議論は早い段階であったが、事故処理と被災者への補償責任を取らせるために『待とう』と言った」と述べた。




 菅氏は事故直後、原発メーカーに協力を要請しても「能力を持っているのに、電力会社ににらまれるのが嫌で縮こまっていた」と語り、原子力ムラの解体を訴えた。河野氏は「電力会社から選挙や資金の支援を受けている国会議員もいて、変な政治的しがらみがある。地元の議員事務所で問いただして」と会場に呼び掛けると、菅氏も拍手を送った。




 討論会は「東京都でのエネルギー地産地消の可能性」をテーマに、日本青年会議所東京ブロック協議会が主催した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012060402000107.html