一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

東電の株主総会への出席券の提供を求めているのは、ドイツの人権NGOのEthecon。同団体は昨年末、自らが主催するBlack Planet Awardの対象に、東京電力の勝俣会長と清水前社長を選出した。同賞は、地球の維持のために貢献した人に贈られるBlue Planet Awardをもじったもので、昨年福島原発事故を起こした東電は、逆に地球の持続可能性を損なった「２０１１年の最悪企業」、ということになる。

　Etheconは、すでに東電株を取得しており、これまで東電の担当と何度も総会への出席券確保の交渉をしてきたという。しかし、東電側は株主である同団体に、総会開催の可否すらも知らさず、現時点でも出席券を確保できていない。しかし、同団体は、総会前後に来日し、何とかしてこの”不名誉”な賞に値する東電と、その経営責任を負っていた勝俣会長、清水前社長に、賞を手渡す予定という。

彼らはFGWをはじめとする日本のNGO等に協力を求めている。東電株主の方々で、Etheconによる賞の贈呈に協力してもいいという方は、ご連絡ください。Black Planet Awardは、一昨年はメキシコ湾で原油流出事故を起こしたBPに贈呈されている。

 

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