オーストラリアで米エネルギー大手シェブロンの天然ガス開発事業に導入されているCO2の回収・貯留設備(CCS)が計画通りに機能していない問題が、同国の温室効果ガス排出量削減計画を鈍化させていることがわかった。同国の今年第一四半期の排出量は前年同期比約5%削減だったが、CCSからの漏洩排出量(Fugitive Emissions)等が増え、削減効果を抑制したとしている。
(写真は、シェブロンのサイトから)
CCSは化石燃料事業からのCO2を回収・貯留する技術として、日本をはじめ各国で開発・導入の計画や実践が進んでいる。従来の化石燃料を使いながら、排出したO2を「実質ゼロ」にできるという期待が大きい。
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