
サウジアラビアが政府主導で、中東全域を取引対象とする自主的なカーボンオフセットクレジット取引所の設立構想を打ち出した。サウジは石油生産量では米国に次ぎ、輸出量では最大級の化石燃料大国だ。だがパリ協定の目標達成に向けて、2030年までに国内のエネルギー使用に占める再生可能エネルギーの割合を50%に引き上げる目標を掲げており、オフセットクレジットの利用はそうした目標達成に資するとみられる。
中東初のカーボンクレジット取引市場は、サウジの国営投資ファンド(PIF)とサウジ証券取引所等の持ち株会社として今年3月に発足した「Saudi Tadawul Group」が共同で設立する。PIFはサウジの実質最高権力者である、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が会長を務めている。クレジット取引所設……
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