中国の大手石油企業の中国石油化工(Sinopec)は新疆ウイグル自治区においてグリーン水素設備の建設を始めたと公表した。30億人民元(約4億7000万㌦=約530億円)を投じ、発電容量300MW、水素製造量年間2万㌧の設備を2023年までに完成させるとしている。同社は世界最大規模のグリーン水素製造設備になるととしている。
Sinopecのグリーン水素設備は、太陽光発電の電力を使って水電解装置で酸素と水素を分離する。新疆ウイグル自治区アクス地区に位置する県級市のクチャ市に建設する。同市は石油や天然ガスの埋蔵が豊富で、西部大開発の重要基地となっている。これまでの化石燃料開発拠点を再エネ・クリーン水素製造基地に移行させることにもなる。
発電……
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