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三菱商事、コンビニのローソン向けに、オフサイトPPAで約3600カ所のコンビニに再エネ電力を供給。発電量45MWの太陽光発電を新たに新設(RIEF)

2021-12-14 17:09:46

mitsubishiキャプチャ

 

 三菱商事とコンビニエンスストアのローソンは13日、国内最大級となるオフサイトPPA(電力購入契約)による再エネをローソン店舗へ供給する協業で合意した。来年4月から、関東甲信地区や東海地区等の約3600カ所のローソンのコンビニに再エネ電力を供給する。電力は三菱商事が発電量約45MWの太陽光発電所の建設を、ウエストホールディングス(広島市)に委託、その電力をローソンに供給する。

 

 来年4月から再エネ電力を供給するローソンの店舗を第一弾として、段階的に他エリアへも拡大し、合計約8200店舗へ導入することを目指す。この取り組みで新たに建設される45MWの太陽光発電設備の発電量は、一般家庭の約9000世帯分の電力消費量に相当する。

 

 両社では、「2050年ネットゼロ」に向けて、「世の中の再エネ増加に貢献するアディショナリティ(追加性)のある取り組み」と位置付けている。

 

ro-sonn キャプチャ

 

 ローソンは、環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050!」を策定し、1店舗当たりのCO2排出量を2030年に50%削減(2013年比)、2050年には100%削減を目指している。三菱商事との協業によってコンビニ店舗へ再エネ導入を加速することで、グループ全体のCO2排出量削減を推進していく、としている。

 

 「オフサイトPPA」は、遠隔地に再エネ発電所を建設し、送配電ネットワークを経由して同発電所からの再エネ電力を長期間供給する売電契約をいう。

 

 これまでも、三菱商事はウエストグループとの連携で、9月にアマゾン・ドット・コム向けに、開発中の450カ所以上の太陽光発電所網(合計2MW)を集約して長期調達し、データセンターなどの電力を再エネ化する事業を展開している。

 

https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2021/html/0000048272.html