ベルギー連立政権は先週、現行の2025年原発全廃政策の維持を再確認する一方で、小型モジュール原発(SMR)等の開発・投資をすることで合意した。同国は現在、国内2カ所で原発を稼働させているが、日本の東京電力福島第一原発事故よりも前の2003年に、25年での全廃を決めている。今回の政権内合意では、現行の原発の廃止目標は予定通りとするものの、SMR等の新世代原発には門戸を開くとした。ベルギーの新方針は、脱炭素の政策とも密接に関連する。
(写真は、稼働しているベルギー東部のティアンジュの原発)
ベルギーは昨年10月の総選挙で、7党による連立政権が発足している。選挙で第2党だったフランス語系社会党(PS)、フランス語系穏健……
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