世界最大級のカーボン回収貯留設備(CCS)として知られる西オーストラリアのゴーゴンLNG事業(GLP)でのCCSが回収目標の50%の機能しか果たせていないことが調査でわかった。同事業は米シェブロンが中心に進め、日本のJERA等も参画している。日本は2050年目標でも化石燃料火力発電をCCSの活用を前提に推進する方針で、CCSの方式はGLPと同じ海底地下への貯留方式。改めてその技術の未確立さが示された形だ。
(写真は、西オーストラリアでの広大なゴーゴンLNG事業の全景)
GLP事業でのCCSの不具合はこれまでも、現地で報告されていた。今回、同事業の稼働状況を包括的に調査したのは、米非営利研究機関の「In……
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