HOME10.電力・エネルギー |中国鉄鋼大手の宝山鋼鉄、水素直接還元の鉄鋼生産技術開発で初のグリーン・トランジションボンド発行。5億人民元(約100億円)。上海証券取引所のプロ投資家向け市場で完売(RIEF) |
houzanキャプチャ

 

 中国の大手鉄鋼の宝山鋼鉄は、水素還元技術開発用の資金調達として、5億人民元(約100億円)のグリーンボンドを中国国内市場で発行した。同社では同ボンドを、鉄鋼生産における従来の生産方法からグリーンな生産方法に移行するための最初のトランジションボンドと位置付けている。

 

 発行された「グリーン・トランジションボンド」は期間3年、利回り2.68%。上海証券取引所で国内のプロ投資家向けに発行された。幹事証券は中信証券で、国泰君安証券、神湾宏源証券、中金公司、華宝証券が共同引き受けに参加した。

 

 ボンド発行で調達した資金は、水素還元法を用いた低炭素型シャフト炉冶金法へ転換するための投資に向けられるという。シャフト炉を使った還元鉄の製造は、神戸製……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン