HOME |ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム」の破損事故でのメタンガスの漏洩量、50万㌧規模の見通し。過去最大のガス漏洩事故に。温暖化加速の影響も見逃せない(RIEF) |
NS001キャプチャ

 

 ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1&2」が、バルト海海底で複数カ所で破損し、ガス漏れを起こしている問題で、流出するメタン量が50万㌧を上回り、これまでのガス漏れ事故で最大となる見通しであることがわかった。メタンの温暖化係数はCO2より大きいことから、CO2換算での温暖化への影響も無視できないインパクトを与えそうだ。スウェーデン当局は29日、4つ目の損傷カ所を発見したと発表した。

 

 デンマーク政府が現時点で推計している最悪シナリオの場合、メタンガスの流出量は、7億7800万㎥(約57万2000㌧)。米スタンフォード大学のRob Jacson教授と、元化学海洋学者のDavid Hastings氏の推計でも、ほぼ50万㌧の流出推計となっている。メタンはCO2より28……

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