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経済同友会:「原発稼働必要」アピール採択(毎日) “近視眼的”な日本の経済人の限界

2012-07-14 07:11:01

 盛岡市で開かれた経済同友会の夏季セミナーは13日、2日間の討議を踏まえ、政府への提言を盛り込んだ「東北アピール2012」を採択した。アピールはエネルギー政策に関し、原子力発電への依存度を下げる「縮原発」を打ち出す一方、「原子力の技術・人材は絶やすことなく、研究開発を推進すべきだ」と指摘した。



 長谷川閑史代表幹事は「現段階で原発ゼロという選択はすべきでない」と述べ、一定水準の原発稼働は今後も必要と強調した。

 また、1日からスタートした電力会社による再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度について、太陽光発電の買い取り価格が「国際的に比較しても高い」として、早急な見直しを求めた。

 財政問題については、消費税率を将来的に17%まで引き上げるよう求めたほか、政府が近く設置する「社会保障制度改革国民会議」で具体的な社会保障給付の抑制策を示すよう要請した。【赤間清広】

 http://mainichi.jp/select/news/20120714k0000m020048000c.html