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千葉の環境企業、シューサンが放射性物質捕集シート2種を発売(日刊工業)

2012-07-16 07:09:40

環境機器やプラント事業などを展開するシューサン(千葉県白井市、小野寺修三社長、047・498・3811)は、二酸化チタンを被覆したリン酸カルシウム(アパタイト)に加え、樹脂を被覆したゼオライトを表面に付けた放射性物質などの捕集シートを発売した。多孔質のアパタイトとゼオライトがセシウムなどを吸着し、二酸化チタンが捕集した物質を分解する。
 シートは網戸用と水中用の2種類。価格は1平方メートル当たり4000円から。年間9000万円の売り上げを目指す。
 同シートは厚さ0・16ミリメートルの網戸用「SHZ―16」と同0・4ミリの水中用「SHZ―40」があり不織布にアパタイトを1%、ゼオライトを2%付着させた。アパタイトはカビやウイルス、ゼオライトはセシウムを捕集する。アパタイトが吸着した物質は被覆した二酸化チタンが触媒として働き、可視光線で二酸化炭素と水に分解される。幅は網戸用が900ミリメートルと1350ミリメートル。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120716cban.html