HOME |米エクソン・モービル。藻類活用のバイオ事業開発から撤退。投じた資金は約3億5000万㌦(約476億円)。CCS、水素事業等にシフト。「脱炭素技術」の移行リスク顕在化の形(RIEF) |
Exxon002キャプチャ

 

 米大手メジャーのエクソン・モービルは藻類を活用したバイオ燃料事業開発から撤退し、14年にわたって提携してきたベンチャー企業や、研究開発(R&D)を支援してきた大学等の研究チームへの資金提供も停止した。これまで、これらの事業に3億5000万㌦(約476億円)を投じてきた。同社は「藻類は依然、再生可能燃料としての現実的期待があるが、われわれが考えていたほど、商業的かつグローバルなスケールでの開発レベルに達していない」と説明。事業化を断念した。気候リスクに典型な技術面の移行リスクに直面した形でもある。

 

写真は、提携ベンチャーだったViridos社がカリフォルニア州で運営する藻類培養プール=Bloombergより)

 

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