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電力社員、連日の原発擁護、今度は名古屋で=「やらせ」批判高まる-政府の意見聴取会(時事・毎日)

2012-07-17 07:05:09

政府の第3回意見聴取会。今後のあるべきエネルギー政策について、抽選で選ばれた9人が発言した=名古屋市で16日、毎日新聞・森有正撮影


 政府は16日、将来のエネルギー政策に関する3回目の国民の意見聴取会を名古屋市で開いた。前日の仙台市での聴取会に続き、電力会社社員を名乗る男性が、原発を擁護する意見を表明。会場から「やらせだ」「回し者」といった批判が飛んだ。
 聴取会では、2030年の原発依存度を0%、15%、20~25%とする政府が示した三つの選択肢について、それぞれ3人、計9人が賛成理由を説明。中部電力社員と自己紹介した男性は3番目に発言し、電力の安定供給と経済への影響を重視する立場から原子力発電の必要性を主張した。また東京電力福島第1原発事故に関し「放射能の影響で亡くなった人はいない」と述べた。

政府の第3回意見聴取会。今後のあるべきエネルギー政策について、抽選で選ばれた9人が発言した=名古屋市で16日、毎日新聞・森有正撮影


 一方、脱原発を求める立場からは「使用済み核燃料などの問題もあり、全原発を即廃炉に」(三重県の無職男性)「原発は一度事故が起きたら大きな負債になる」(愛知県の自動車部品メーカー技術者)などの意見が出た。

 http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012071600266