電源開発(Jパワー)は25日、CO2を回収貯留するCCS技術で最大の課題とされるCO2の貯留について、海底下で形成されるハイドレート(水素結合による氷状の状態)化する方式を開発した。現行のCCSの多くは地中や海底の帯水層に封じ込める方式だが、CO2の密度が水より小さいため、密度差によって浮上するCO2を封じ込める仕組みが必要で、故障等が起きる課題があり、コスト上昇にもつながっている。Jパワーは、CO2をハイドレート状で貯留することで、封じ込めが不要となるほか、帯水層がないところでも貯留できるという。「CO2地中貯留の『適地』が拡大し、貯留可能量を増大させることが期待できる」と強調している。
同社は、開発したハイドレートメカニズムを利用したCO2地中貯留方式について、「CO2ハイドレー……
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