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2億円の寄付金を、金融機関から「前借り」し、被災地で支援活動を行う非営利団体へ引渡し（JustGiving Japan)

2011-04-20 12:34:25

一般の人々によるファンドレイジングのために設立されたJustGiving Japanは、3月11日に発生した東日本大震災の支援活動に取り組む非営利団体に対して、各方面からの寄付のうち、2億円を引渡したと発表した。

同団体は、2010年3月に日本で活動を開始したが、そもそもは2001年に英国で二人の女性によって立ち上げられたNPO向けのファンドレイジング・ツール。世界で延べ1200万人が利用している。通常であれば寄付をしたい人がクレジットカードを利用したて入金するため、JustGivingに入金されるのが約2ヵ月後、さらに非営利団体に引き渡すのがその後となる。

このため、今回の東日本大震災では、多くの寄付者から「一刻も早く寄付を被災地で使っていただきたい」という声が強く出ていた。そこで、JustGivingはある金融機関の協力を得て、短期借入を実施し、寄付金の入金前に借入金で前借する形で活動団体に資金を供給した。2億円の借入金はクレジットカード会社からの入金をもって、全額一括返済する。

→→寄付金の流れの説明

JustGiving Japan は次のような声明を出した。:　震災の発生からこれまでの間、JustGivingとしましては様々な手を尽くし、皆様からお預かりしたご寄付を一日でも早く非営利団体に引き渡すことができるよう努力して参りましたが、本日無事、非営利団体へ引き渡すことができましたのでご報告申し上げます。この間、JustGivingにご賛同くださる個人・法人・団体の皆さまから多大な協力をいただきました。この場を借りましてお礼申し上げます。http://justgiving.jp/shien_npo/