HOME10.電力・エネルギー |中国・ゴビ砂漠で開発中の大規模太陽光・風力発電の補完電源として、原発3基分の発電量の世界最大級の揚水発電所建設へ。「再エネ政策力」では日本政府を大きく上回るようだ(RIEF) |
Gobi0011キャプチャ

写真は、建設される中国最大規模の揚水発電所のイメージ)

 中国の国家エネルギー局(NEC)は、ゴビ砂漠があるチベット地区で開発中の太陽光・風力発電事業に併設する世界最大規模の揚水式発電所を建設すると公表した。最大発電量2.8GWで原発約3基分に相当する。同地区で開発中の再エネ事業は100GWの規模だが、日照や風況等で発電が十分でない場合でも、揚水発電により安定した電力供給を目指す。再エネ電力を超高電圧直流(UHVDC)電力網により、沿岸部各都市の産業用、民生用に使うための送電も始まっている。

 

 中国は、内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる世界第4番目の広さを持つゴビ砂漠の各地で、再エネ開発を展開している。強い日射と、強い風を利用して太陽……

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