（写真は、グリーン鉄鋼所が保有する高炉の完成予想図。二つの高炉でグリーン水素を活用する）

　スウェーデンのグリーン鉄鋼のスタートアップ企業「H2 Green Steel」はこのほど、今年欧州市場で最大となる15億ユーロ（約2360億円）の新株第三者割当の私募方式で3度目の資金調達を完了した。昨年8月から同国内で建設を開始した高炉方式でのグリーン鉄鋼の設備資金に充当する。同設備は2025年末に完成の予定。今回の資金調達には、既存の投資家に加えて、新規投資家としてフランスのインフラ企業のHy24も参加した。既存出資機関には日本の日立エナジーも名を連ねている。

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