HOME10.電力・エネルギー |米小型モジュール原子炉(SMR)の推進企業が事業断念の背景に、同社の別のSMR事業への「詐欺罪」疑惑への集団訴訟の動き。「SMR礼賛は『技術信仰主義』の典型」の指摘も(RIEF) |
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上図は、NuScale社が「未来に向けたパートナーシップ」をアピールするイメージ図=同社サイトから)

 

   米国の小型モジュール原子炉(Small Modular Reactor  : SMR)メーカーのニュースケールパワー(NuScale Power)が米国内でのSMR事業を急きょ、終了させたことで、各地でSMRの信頼性への疑念が起きているが、同社の事業断念の直接のきっかけは、米法律事務所が同社のCEOらを詐欺罪で集団訴訟に動いたことだったことがわかった。同社は10月、新たにブロックチェーンデータセンター会社と巨額のSMR事業契約を結んだと発表したが、当該企業に資力はなく、投資家をつなぎとめるための虚偽情報を発信した疑念があるという。現実にはコスト高で、廃棄物対応も通常の原発より課題があるSMRを……

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