英非営利シンクタンクの「カーボントラッカー(Carbon Tracker : CT)」は、脱炭素の技術手段として先進国政府で取り組みが進むカーボン回収利用貯留技術(CCUS)の実態について、「過大な約束と過小な実現」と評価する報告書を公表した。CCUS技術の特徴として、モジュール化のレベルが非常に低く、設備ごとのエンジニアリングが必要なため、技術進展の学習率とコスト削減に限界があると指摘。導入可能な産業は、脱炭素化の代替手段が乏しいセメント部門等に限定され、代替手段のある鉄鋼やガス火力発電等への導入はコスト高となり、ガス火力発電への導入は座礁資産化リスクがあると警鐘を鳴らしている。
CTの報告書は、「Curb your enthusiasm ~bridging the gap be……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。