HOME |マレーシア。既存の石炭火力発電所を2035年までに半減、2044年までに完全にゼロに。日本のGX策と違い、アンモニア混焼等での「延命策」はとらない方針を示す(RIEF) |
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写真は、既存石炭火力発電所の早期閉鎖を宣言したファデイラ・ユソフ副首相)

 

 マレーシアは現在、国内で稼働中の石炭火力発電所を2035年までに半減させ、2044年までに完全に閉鎖する方針を明らかにした。同国は新規の石炭火力発電についてはすでに、2040年以降、建設しない方針を示しており、新規、既存の両方の石炭火力の段階的廃止計画を策定したことになる。石炭火力発電については、日本政府はアンモニア混焼とCCSを活用して「延命」させる方針だが、マレーシアの場合はそうした「延命策」を施した「Abated Coal」は想定せず、限度を区切って石炭火力全体を段階的に廃止する。

 

 既存石炭火力の段階的廃止方針は、副首相でエネルギー移行と水転換担当大……

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