HOME10.電力・エネルギー |放射線低減する“新プラスチック”開発  福島県ハイテクプラザ(福島民友) |

放射線低減する“新プラスチック”開発  福島県ハイテクプラザ(福島民友)

2012-08-16 11:38:33

blindcurtain
東京電力福島第1原発事故を受け、福島県ハイテクプラザは15日までに、合金とプラスチックを活用し、放射線を低減する効果のある新たなプラスチック材料を開発した。熱に溶けやすく加工が容易というプラスチックの性質を維持。ブラインドカーテンなど幅広い製品への応用が可能となる。近く福島県内外のプラスチック製造企業に技術を移転、製品化に向けた共同研究を進める。
 新たなプラスチック材料は、既存のプラスチック材料に1ミクロン(1000分の1ミリ)程度の粒子にしたスズなどを含む合金を均一に分散させて製造する。プラスチック材料はガンマ線など放射線の透過を防ぐことはできないが、合金を混ぜ合わせることで遮蔽(しゃへい)機能を持たせた。ブラインドカーテンなど製品の種類にもよるが、おおむね30%程度の線量の低減効果が期待できるという。

http://www.minyu-net.com/news/news/0816/news5.html