HOME |南三陸職員犠牲 2遺族、町長を告訴 県警が受理(河北新報) |

南三陸職員犠牲 2遺族、町長を告訴 県警が受理(河北新報)

2012-08-26 16:12:11

minamisanrikucho0903-bosai-tyosya
東日本大震災の津波により、宮城県南三陸町の町防災対策庁舎で町職員ら42人が犠牲になったのは、佐藤仁町長が適切な避難指示をしなかったことなどが原因として、職員の遺族2人が佐藤町長を業務上過失致死容疑で県警南三陸署に告訴し受理されたことが25日、分かった。受理は20日付。
 関係者によると告訴状では、大津波警報が発令されているのに、佐藤町長が町の防災計画に従わず、防災対策庁舎にいる職員に避難を指示しないで死亡させたとしている。
 2遺族はことし3月、佐藤町長を刑事告訴する方針を固めていた。告訴した遺族男性は「これまで納得いく回答が得られず真実を求めて告訴した。なぜ町長は職員に『逃げろ』と言わなかったのか。警察が公平な立場で調べてほしい」と話した。
 佐藤町長は取材に対し、「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

 

 http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120826t11019.htm