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敷地内の審議対象外が原因 志賀原発断層見逃し(各紙) 敷地内の断層を議論しないとは。意図的な見逃しではないか?

2012-09-14 22:05:08

各紙の報道によると、経済産業省原子力安全・保安院は14日、北陸電力志賀原子力発電所(石川県)の敷地内を通る断層が見逃されていた経緯について、当時の担当者らに聞き取り調査した結果を公表した。原発ごとに審議方針にばらつきがあり、志賀原発については敷地内の断層は議論しなかった。情報公開も不十分だったために外部から批判の目が届きにくくなっていたという。


 断層の審議は19日に発足する原子力規制委員会が引き継ぐ。




 国は2006年から全国の原発で耐震安全性評価(バックチェック)を進めてきた。保安院は専門家を交えた審議会で議論したが、志賀原発では敷地外の断層が主な審議対象だった。




 一方、日本原子力発電敦賀原発(福井県)などでは敷地内の断層も審議されていた。




 保安院内での情報共有が不十分だったため、断層の扱いには原発ごとに差があった。審議結果の報告書も自由に閲覧できなかったという。