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脱原発へ「文学者の会」 加賀乙彦さんら 9日発足(東京新聞)

2012-10-07 10:21:17

加賀乙彦さん
加賀乙彦さん


作家の加賀乙彦さんら文学者の有志が九日、三・一一後の日本について考える「脱原発文学者の会」を発足させる。作家を中心とした対話サロンやシンポジウムを随時開き、原発に依存しない社会の構築に向けて議論を深めていく。


 呼び掛け人となるのは、加賀さんをはじめ、文芸評論家の川村湊さん、作家の佐藤洋二郎さん、宮内勝典(かつすけ)さんら五人。ほかに辻井喬さんら約十五人が賛同しているという。




 東京都千代田区の「アルカディア市ケ谷」で九日、第一回会合を開く。NPO法人「原子力資料情報室」の共同代表・西尾漠(ばく)さんから、原発をめぐる現状について報告を受けた後、活動内容について話し合う。




 呼び掛け人の作家森詠(えい)さんは「東日本大震災の発生から時間がたち、脱原発の雲行きが危うくなっていると感じる。文学者がまとまって意見を出す時期。オープンな交流の場を作り、持続的な活動にしていきたい」と話している。 (中村陽子)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012100702000086.html