一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

日本たばこ産業（ＪＴ）は９日、葉タバコの購入前段階の放射性物質検査で、白河市の旧小野田村地域で生産された葉タバコから、自社基準値（１キロ当たり１００ベクレル）を上回る１１０.７ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同社の自主検査で基準値を超えたのは初めて。
　同社は、基準値を上回った地域の葉タバコは農家から買い取りしないとしており、同地域の農家３戸が生産する約４.５トン（８５０万円相当）の購入を取りやめる。
　検査は昨年から自主的に実施。過去の検査で放射性物質が検出された地域を対象に農家から購入する前や製造段階など計４回検査している。
　今年４月には基準値を１キロ当たり５００ベクレルから１００ベクレルに引き下げた。
　今回検査したのは「バーレー種」と「在来種」の２品種。岩手や宮城、山形、茨城、栃木の各県に加え、昨年は耕作を休止していた本県の６県の全１４７地域で検査した。

 

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