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「原発稼働は自殺行為」 作家の大江健三郎さんらがアピール(各紙)

2013-01-10 23:07:24

記者会見でアピールを発表する大江健三郎さん(左から2人目)ら=10日午後、東京都千代田区
記者会見でアピールを発表する大江健三郎さん(左から2人目)ら=10日午後、東京都千代田区
記者会見でアピールを発表する大江健三郎さん(左から2人目)ら=10日午後、東京都千代田区


東京電力福島第1原発事故を受け「さようなら原発1000万人署名」運動に取り組むノーベル賞作家の大江健三郎さんらが10日、東京都内で会見、「活断層だらけの日本で、原発を増設・稼働させようとする自殺行為は許せない」とするアピールを発表した。

発足した安倍政権は、これまでの民主党政権時代の「2030年にゼロ原発を目指す」との旗をおろし、早期再稼働を鮮明にしている。これまで原発行政を担当してきた経済産業省の茂木敏充経済産業相は「安全性が確認された原発は、原子力規制委員会の判断を尊重して再稼働を進めていく」と再稼働方針を打ち出している。大江さんらはこうした政治による「歴史の逆戻し」に対して、真っ向から対決していく姿勢だ。

記者会見で大江さんは、「福島がもたらした反省をゼロにするような勢力の代表が安倍晋三首相たちだ」と強く批判した。