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中部電力・浜岡原発で、燃料棒に3ミリの傷も 1号機放射能漏れ(各紙)

2013-01-12 01:10:30

浜岡原発
燃料棒のひび割れが公表された浜岡原発
燃料棒のひび割れが公表された浜岡原発


中部電力の静岡県御前崎市にある浜岡原発1号機で1994年に発生した放射能漏れ事故をめぐり、中部電力が燃料棒のひび割れを公表していなかった問題で、同社は11日、この燃料棒でひびとは別の位置に、長さ3ミリ程度の傷を確認したことを明らかにした。

同原発は沸騰水型軽水炉。中部電は今回明らかにした燃料棒の別のひびについて、「燃料の取り扱いに支障をきたすものではない」とし説明している。1号機は現在、廃炉作業中で、この傷がある燃料棒を含む燃料集合体については、今月下旬に5号機に移動させるという。同電力によると、ファイバースコープを使った調査で傷を発見したが、破損があったのは燃料棒1本だけで、ほかの59本に異常はなかったとしている。