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「米大統領は 日本に六ヶ所村での核燃料サイクル中止を働きかけよ」 米誌がオバマ大統領に公開書簡(FGW)

2013-01-17 02:04:20

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BulletinoftheAtomicSchientistshome_cover「世界の終末まであと5分」として、核戦争、原発開発の撤廃を求めている米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は、オバマ大統領にあてた書簡の形で、米政府が日本政府に対して青森県六ケ所村での使用済み核燃料再処理を断念するよう求めるよう要請した。核戦争による地球最後の日までの残り時間を示す「終末時計」を、現状の5分前に据え置いている。

同誌の大統領あての公開書簡によると、オバマ大統領は就任一期目の初期には、世界中に拡散している核原料の補足を4年以内に行うと宣言した。大統領が二期目に入った2013年はこの問題を再提起する都市でもある。2010年には大統領が核安全サミットを召集した。昨年、大統領が韓国で演説した際、原発での使用済み核燃料をもはや蓄積していくことはできない、と述べている。

こうした経緯から、われわれは大統領jに求める。世界には原発から排出される1440トンの高度濃縮ウラニウムのほか、500トンの分離プルトニウムが蓄積している。これらは数10万の原爆を作るのに十分な量である。米国では1970年代以来、民間の原発で核燃料を再処理したり、プルトニウムを分離することは禁じられている。したがって、米国は本年こそ、日本が青森県の六ヶ所村で進めている高速増殖炉での分離を止めさせ、韓国が再処理施設の建設を再検討していることを奨励(建設をやめさせる)するべきだ。(他の内容は略)

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