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福島で、新たに2人が甲状腺がん 県民健康管理調査検討委は「放射線による影響否定」(各紙)

2013-02-13 15:14:54

福島県の県民健康管理調査の検討委員会で報告する福島県立医大の鈴木真一教授=13日午前、福島市
福島県の県民健康管理調査の検討委員会で報告する福島県立医大の鈴木真一教授=13日午前、福島市
福島県の県民健康管理調査の検討委員会で報告する福島県立医大の鈴木真一教授=13日午前、福島市


東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の県民健康管理調査の検討委員会は13日、開いた会合で、県内の18歳以下(震災当時)の2人が、甲状腺がんを発症していることを確認、報告した。昨年9月にも一人の甲状腺がん発症者が見つかっており、合計3人となった。

 福島県立医大の鈴木真一教授は「甲状腺がんは最短で4~5年で発見というのがチェルノブイリの知見。今の調査はもともとあった甲状腺がんを把握している」と述べ、福島第1原発事故による放射線の影響を否定した。しかしその一方で、「断定はできない。これからきっちり検討していく」とも述べた。

鈴木教授によると、これまでのところ発症した3人ともすでに手術を受けており、術後の経過は良好という。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013021301001323.html