HOME |丸紅、大雪山国立公園内で 地熱発電事業化へ まず地表調査 (各紙) |

丸紅、大雪山国立公園内で 地熱発電事業化へ まず地表調査 (各紙)

2013-02-27 09:21:07

自然にお湯が噴き出す地熱開発適地
 

自然にお湯が噴き出す地熱開発適地
自然にお湯が噴き出す地熱開発適地


各紙の報道によると、丸紅は北海道上川町の大雪山国立公園内で今春以降、地熱発電事業化を目指すことになった。まず第一弾として、事業化に向けた地表調査を開始する。昨年春、環境省が国立公園内での地熱開発規制を緩和してから、具体的な事業化に向けた活動に入る案件は今回が全国で初めてという。


 丸紅は26日、上川町で開いた地熱発電の協議会の場で、調査概要を説明した。この日の協議会では、同地区周辺の観光名所の層雲峡温泉や町関係者らが調査開始について了承した。これを受けて、同社は今後、環境省に調査許可を申請する。調査には1~2年程度かかる見通しで、その後、蒸気量を調べるための試験掘削や環境影響評価(アセスメント)などを経て、事業化に至る予定。事業着手には8年以上はかかりそうという。




 火山が多い日本は地熱資源が豊富にある。これまでは国立公園内での地熱発電は厳しい開発制限がかかっていた。