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福島・双葉町長に伊沢氏、大差で初当選 (各紙) 中間貯蔵施設 受け入れへ

2013-03-11 08:08:36

双葉町町長に決まった伊沢史朗氏
双葉町町長に決まった伊沢史朗氏
双葉町町長に決まった伊沢史朗氏


前町長の辞職に伴う福島県双葉町長選挙は10日投票が行われ、即日開票で、無所属の新人で前町議の伊沢史朗氏(54)が、いずれも無所属新人の元町議尾形彰宏氏(55)、元県議丹野恒男氏(71)、無職の染森信也氏(52)の3人を大差で破り、初当選した。
同町は全町避難が続く中、議会解散や前町長の辞職などで町政が混乱、復興への歩みが停滞していたが、新たなリーダーが決まり、町復興に向けた本格的な取り組み開始に期待が高まる。当選が決まった伊沢氏は10日夜、福島県いわき市の事務所で、中間貯蔵施設について「町議会として現地調査を受け入れるよう町に伝えており、その考えは今も同じ。(建設の)是非については議論しないといけない」と述べた。前町長の井戸川氏は、国による現地調査の受け入れを決めた協議を欠席するなど、中間貯蔵施設建設に極めて慎重な姿勢をとっていた。
伊沢氏は、これまで続いた前町長と議会の対立を踏まえ、町民、議会との対話を重視した町政運営と、双葉郡内の他町村との連携を訴えた。町議会副議長を務めた経験や実績も強調、支持を集めた。