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厚労省 4月から食品のセシウム検査大幅縮小へ まだ事故から2年にもかかわらず 国が内部被ばく奨励の懸念(各紙)

2013-03-19 23:28:27

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hourensouphoto1各紙の報道によると、厚生労働省は19日、各地の自治体が実施している食品の放射性セシウム検査について、4月から、葉もの野菜や、果実の一部とイワシなど魚類の一部などを、原則として重点検査対象から除外する、と発表した。これにより、検査の対象食品数(品目・類)は132から98に減る。東電事故以来、重点検査の大幅見直しは初めてとなる。

同省は「検査で放射性セシウムが検出されない食品が多くなっているため」としている。しかし、地域性や食品によってはいまだに検出されるものがあるほか、今後も新たな事故による放射能拡散の懸念が消えない環境が続くにもかかわらず、大幅に検査対象食品を減らすことへの懸念が出ている。

検査除外を予定している食品等は、野菜類ではホウレンソウやレタス、キャベツ、ダイコン、ジャガイモなど、果実ではモモ、リンゴ、ナシなど、魚類ではコウナゴ(イカナゴの稚魚)、イワシ、サバ、ブリなど。