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安部首相 福島県での原発再稼働について「総合的に判断」と、 再稼働もあり得る姿勢を示す(各紙)

2013-03-25 12:08:06

 福島県郡山市の農家で、土から抜いたカブを「株、上がりますように」と持ち上げる安倍首相=24日午後
 福島県郡山市の農家で、土から抜いたカブを「株、上がりますように」と持ち上げる安倍首相=24日午後
 福島県郡山市の農家で、土から抜いたカブを「株、上がりますように」と持ち上げる安倍首相=24日午後


各紙の報道によると、安部首相は3月24日に福島県を訪問、その中で報道陣の質問に応じ、原発の再稼働について「総合的に判断する」と述べ、東京電力福島第1原発事故の被害に苦しむ福島県の状況から安全性を重視した上で、原発の必要性も考慮し判断する考えを示した。

自民党の福島県連では、先の衆院選挙で福島第二発電所を含めて、県内の原発再稼働反対を選挙公約としたほか、大半の政党が県下での原発再稼働を否定した。そうした政治判断の中での安部首相の「総合判断論」は、福島での再稼働も選択肢にあることを示したものといえる。事故からやっと2年がたち、いまだ1~4号機の廃炉見込みが立たない状況での安部発言は、議論を呼びそうだ。

風評被害対策で郡山の農家視察

 安倍首相は、郡山市で風評被害を受けながらも野菜や和牛などを生産する農家の状況を視察した。
 同市田村町の鈴木農園で、郡山のブランド野菜「御前人参(にんじん)」やジャンボナメコの天ぷら、ナメコのみそ汁など地元の野菜を使った昼食を食べた。この後、ナメコの栽培工場、同市中田町の野菜ハウス栽培場などを見て回った。ハウスでは、土から引き抜いたカブを掲げ、「株、上がりますように」とジョークを交え、経済政策に力を入れる姿勢をアピールした。

http://www.minyu-net.com/news/news/0325/news9.html