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「ALPS」30日試運転 福島第1原発・汚染水処理設備(福島民友)

2013-03-29 20:29:16

報道陣に公開された、今月中にも試運転が始まる見通しの多核種除去設備(ALPS)=1日、東京電力福島第一原発
 



報道陣に公開された、今月中にも試運転が始まる見通しの多核種除去設備(ALPS)=1日、東京電力福島第一原発
報道陣に公開された、今月中にも試運転が始まる見通しの多核種除去設備(ALPS)=1日、東京電力福島第一原発


京電力福島第1原発で汚染水から約60種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の試運転を30日から始めると、政府の廃炉対策推進会議が28日、発表した。ALPSは交換式のフィルターを詰めた十数個の吸着塔などで構成、1日約500トンの汚染水を処理する計画。試運転では三つのラインのうち一つで汚染水を4カ月間処理し、性能を確認する。
 現在は除去しているのは放射性セシウムだけで、ALPSによってほとんどの放射性物質を取り除けるが、トリチウムという放射性物質は除去できない。

 
 また原子炉建屋などに地下水が流入し放射性物質で汚染される前に、地下水を井戸でくみ上げる「地下水バイパス設備」も4月に試運転を始める。放射性物質濃度を測定し汚染がなければ、地元自治体や漁業関係者の同意を得て本格稼働させ、くみ上げた地下水を海に放出。建屋に1日約400トン流れ込む地下水を100トン程度減らせる見込み。

 

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/03/post_6379.html