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東電、05年にも「やらせ」か 福島の公聴会に40人動員(福島民友)

2013-04-05 15:51:15

TEPCOhonsha
TEPCOhonsha内閣府の原子力委員会が2005(平成17)年8月に福島市で開いた原子力政策大綱案についての公聴会で、東京電力が関連企業を含め出席者135人の約3割に当たる約40人を動員していたことが4日、分かった。発言者23人のうち、東電側から6人が発言し、原子力利用の着実な推進を打ち出すとした大綱案の内容に賛成したとみられる。東電は「事実関係を調査中」として、詳細を明らかにしていない。
 公聴会は、05年から10年間にわたる国の原子力政策の基本方針となる大綱案の策定に向け、国民の意見を反映させる趣旨で福島市を含む全国5カ所で開催。近藤駿介委員長も出席した。
 福島市での公聴会議事録によると、「(電力の)将来の安定供給に向け原子力は必要」「不正発覚以来、東京電力の安全確保対策が確実に行われていることを評価している」などと大綱案に賛成する発言が記録されている。また、一部の発言者からは「きょうは事業者関連の方がだいぶお見えでございますし…」など、東電関係者が多数出席していることをうかがわせる発言もあった。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0405/news1.html