HOME | 「地下水放出」同意見送り 第1原発、6月以降判断へ (福島民友) |

 「地下水放出」同意見送り 第1原発、6月以降判断へ (福島民友)

2013-05-14 09:35:35

福島第1原発の地下水放出計画をめぐり開かれた福島県漁連の組合長会議。左端はあいさつする野崎哲会長、奥は東京電力幹部=13日午前、福島県いわき市
福島第1原発の地下水放出計画をめぐり開かれた福島県漁連の組合長会議。左端はあいさつする野崎哲会長、奥は東京電力幹部=13日午前、福島県いわき市
福島第1原発の地下水放出計画をめぐり開かれた福島県漁連の組合長会議。左端はあいさつする野崎哲会長、奥は東京電力幹部=13日午前、福島県いわき市


東京電力は13日、福島第1原発の汚染水を減らすため、構内に流入する地下水を原子炉建屋手前でくみ上げて海へ放出する地下水バイパスの稼働について、県漁業協同組合連合会(県漁連)の加盟漁協の組合長らに説明。県漁連は「組合員の理解が進んでいない」として海への放出に対して同意を見送った。

東電は国と協議した上で再度、各漁協に計画を説明し理解を求めるとしている。県漁連は、各漁協からの意見を集約した上で来月以降にあらためて判断する。

 
いわき市で開かれた県漁連の組合長会議で東電幹部が説明した。県漁連は当初、放出同意の方向で意見集約を図ることを示唆していたが、加盟漁協から反発する意見が相次いだ。各漁協からは、計画が汚染水を抑制する抜本的対策になっていないとの批判もあり、東電や廃炉作業を監視する国の対応が問われる。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0514/news1.html