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台湾で市民団体など 日本企業が製造にかかわる「第四原発」建設中止求め 反原発デモ(各紙)

2013-05-20 10:22:23

原発反対で行進する台湾の人々
原発反対で行進する台湾の人々
原発反対で行進する台湾の人々


各紙の報道によると、台湾の首都・台北近郊で1998年に着工後、トラブルが続き完成が遅れている「第4原発」の建設中止を求めて、台湾の市民団体などが19日、台北中心部をデモ行進した。同原発は日立製作所や東芝などが主要機器を供給して製造にかかわっている。

東京電力福島第1原発の事故後、台湾でも反原発世論が高っている。こうした声を背景に、馬英九政権は第4原発の建設中止の是非を問う住民投票を年内にも実施する予定だ。しかし、住民投票の成立には厳しい条件がつけられている。このため、今回のデモ参加者らは計画されている住民投票は「建設推進を正当化するための工作だ」と指摘している。

第4原発は台北市中心部から約40キロの新北市に建設されている。改良型沸騰水型軽水炉(ABWR、出力135万キロワット)で、現在、2基を建設中だ。建設にあたっては、日本の日立製作所や東芝などが主要機器を供給しているため、現地では「日の丸原発」と呼ばれている。

http://www.47news.jp/feature/kyodo/news05/2013/05/post-7695.html