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福島県で相次ぐセシウム高放射能山菜 コシアブラの汚染に“泣く” 地元業者ら苦慮(福島民友)

2013-05-26 19:15:48

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fukushimasansai110525a05j春から初夏にかけて福島県内各地の山々で採れる山菜。風味豊かな自然の恵みとして福島県民の食卓を彩ってきたが、東京電力福島第1原発事故から2年余りを経過しても山林の土壌汚染で放射性セシウムの検出値が食品の基準値を超える例が相次ぎ、県内の広範囲で出荷停止を余儀なくされている。



特にコシアブラは放射線量の低い会津地方でも出荷停止が続き、山菜を扱う販売業者や料理店は対応に頭を痛める。山菜の種類や地域で出荷状況に差があり、県や関係者は「検査結果を見極め、山菜を楽しんで」と呼び掛けている。
天ぷらやおひたしに調理され、親しまれているコシアブラ。会津にも出荷停止が及び、他の安全な山菜の提供に影響を与えている。
山菜などを取り扱う直売所が並ぶ猪苗代町若宮中原地区で約30年、直売所を営む安田アキ子さん(72)=郡山市=の店先には、会津美里町、柳津町、昭和村にまたがる博士山周辺で採れたワラビやウルイ、イラなどが積まれている。店頭での会話は「これは食べられますか」という客の問いから始まるという。

 

販売している山菜は、放射性物質の検査で安全が確認されたものだ。検査証を掲示したり、県外産の山菜は輸送されてきた際の伝票を示し、安全性をアピールしているが、売り上げは芳しくない。安田さんは風評被害が「いつ終わるんだべ」とため息をつく。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0526/news10.html