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被爆から56年後も白血病リスク 2倍、広島の放射線影響研究所が調査 (中国新聞)

2013-07-04 23:02:40

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genpatsuarticle-1164391-0411E22E000005DC-692_468x591放射線影響研究所(放影研、広島市南区)は4日、1950~2001年の被爆者追跡調査で、放射線による白血病の過剰相対リスクが、被爆後半世紀を過ぎてもなお持続しているとの結果を発表した。

原爆が落とされた時に10歳で、1シーベルトの被曝(ひばく)をした人が55年後になっても、被爆していない人に比べて、白血病になるリスクが2倍になる、と指摘。特に、急性骨髄性白血病のリスクが高いという。

また、被曝線量に対する白血病になる過剰相対リスクが、前回の調査(1950~87年)に比べて高くなっていることも判明。30歳で1シーベルトの被曝をした人が70歳になった時の白血病にかかる可能性は、被爆していない人の2・74倍、2シーベルトの被曝だと、6・37倍になる。ただ、前回とモデルの立て方が違うため、具体的な数値比較はできない、という。

調査は、寿命調査をしている約11万3千人を対象に実施した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201307050005.html