HOME |福島第一原発に隣接港湾 海水から最高値のトリチウム2300ベクレル検出 すでに海洋流出か(各紙) |

福島第一原発に隣接港湾 海水から最高値のトリチウム2300ベクレル検出 すでに海洋流出か(各紙)

2013-07-07 08:52:01

fukushimaport
fukushimaport各紙の報道によると、福島第1原発に隣接する港湾内で放射性物質のトリチウムが高濃度で検出されているが、東京電力は6日、新たに同港湾で採取した海水から、原発事故後の同地点からの計測では最高値となる1リットル当たり2300ベクレルの放射性物質が検出した、と発表した。陸地から継続的に放射性物質が流出している可能性がさらに高くなった。

東電によると、最高値のトリウムを検出したのは、1号機タービン建屋北東の護岸から3日に採取した海水。7月3日採取分(1~4号機取水口内北側海水、1・2号機取水口間海水(表層・下層))および7月4日採取分(地下水観測No.1、2、3)のトリチウムを測定した。その結果、1~4号機取水口内北側海水から2,300ベクレルを検出した。今月1日の測定では2200ベクレルだった。さらに上昇したことになる。

この場所のトリチウム濃度はこの1年間100~200ベクレル程度で推移していた。ところが、5月ごろから上昇傾向を示している。この一週間で100ベクレル濃度がアップしたことになる。

東電はトリウム濃度が上昇する原因について、「ほかの地点のデータなどと合わせて総合的に判断しなければ分からない」としている。

 

http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1228756_5117.html