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首都圏の放射能汚染への懸念続く 東京で岡山県移住相談会 子育て世代中心に 過去最高の159組参加(山陽新聞)

2013-07-08 13:48:26

過去最多の269人の相談者が訪れた県移住相談会=東京・有楽町
過去最多の269人の相談者が訪れた県移住相談会=東京・有楽町
過去最多の269人の相談者が訪れた県移住相談会=東京・有楽町


首都圏の移住希望者を対象にした岡山県の移住相談会が7日、東京都内であり、子育て世代を中心に過去最多の159組269人が参加した。県内へ移住した人らでつくる「子ども未来・愛ネットワーク」(岡山市)もブースを初開設し、母親らが相談に詰め掛けた。

 ブースは県内14市町別や、就職、住まいといったテーマごとにも設けられた。同ネットワークのブースでは、服部育代さん(41)=岡山市=と小林ふみこさん(37)=総社市=が、東日本大震災後に首都圏から移住して子育てをしている自身の経験を話しながら、計17組に対応した。

 3歳の娘と訪れた夫妻=東京都世田谷区=は「移住した親のネットワークがあることに安心した。移住に向け一歩前進できた」とほっとした様子だった。

 服部さん、小林さんは「原発事故から2年以上を経て子どもへの放射能の影響を心配する母親らの苦悩は深まっている」と話した。

 会場では、県産ブドウの試食コーナーや、県や市町が地域の魅力をPRするセミナーもあった。