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東電福島原発からの「海洋二次汚染」が懸念される中、福島県産水産物で基準超が続出(FGW)

2013-07-11 15:08:26

コモンカスベ
コモンカスベ
コモンカスベ


東京電力福島第一原発事故による敷地内からの放射能汚染水が海洋流出している懸念が高まっているが、福島県が公表した直近の緊急時モニタリング検査結果によると、水産物では、いわき市沖で今月8日に採取したコモンカスベから基準値を倍近く上回る180ベクレルのセシウムが検出されたほか、基準値超、あるいは基準値近辺の放射能濃度の水産物が相次いで検出された。

 

調査は同県が定期的に実施しているモニタリング調査。それによると、今回の検査で最高値となったいわき市沖のコモンカスベのほか、広野町では160ベクレルのスズキが検出された。また基準地(100ベクレル)に近接する値として、いわき市のヒラメ(96ベクレル)、同マコガレイ(95ベクレル)、同マゴチ(88ベクレル)、淡水魚では阿武隈川水系の伊達市石田川のヤマメ140ベクレル、同布川ヤマメ110ベクレル、福島市中津川のイワナ89ベクレルなどが目立った。

 

いわき市沖からのコモンカスベなどの海洋魚の放射能濃度が、現在、問題となっている原発第一、第二基野建屋からの汚染水流出による影響かどうかは不明。

 

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon250629-0708f.pdf