HOME11.CSR |東電が管理職に10万円支給 5千人対象、流出に歯止め 総額5億円(各紙) 10万円では歯止めにならない。10万円もらって退職するのでは? |

東電が管理職に10万円支給 5千人対象、流出に歯止め 総額5億円(各紙) 10万円では歯止めにならない。10万円もらって退職するのでは?

2013-07-19 18:45:48

TEPCOhonsha


 TEPCOhonsha東京電力は19日、課長級以上の管理職約5千人を対象に1人当たり10万円を一時金として支給することを明らかにした。中核社員の流出に、歯止めをかけたい考え。22日に支給する。だが10万円をもらって退職する場合は、餞別ということになってしまう。

 東電によると、支給額の総額は約5億円。2012年度に当初目標を約1450億円上回るコストを削減したといい、その一部を原資に充てるため、無駄遣いにはならないと説明している。

 

 東電ではこれまで、福島第1原発事故後の11、12年度で計1177人が自主退職した。退職者数の数が多いだけではなく、退職者の約4割を管理職などの中核社員が占めており、組織運営に影響しつつある。またすでに、経費削減の一環で管理職の年収は12年度で30%カットされている。

 

元々、高給を支給されていたことで知られる東電だが、さすがに事故後は年収が伸びず、さらに今後当分の間、主要業務は福島原発の収束と廃炉となる。しかも、事故収束の展望も見えない中では、サラリーマンとしての将来展望を描けない社員が増えることは自然な流れかもしれない。10万円の臨時支給で歯止めがかかるとは思えない。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013071901001364.html