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高野豆腐の製造排水でバイオマス発電 長野のみすずコーポレーションが事業化 年6000万円見込む(各紙)

2013-09-07 20:37:45

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misuzucorpologo各紙の報道によると、長野市に本社を置く高野豆腐大手のみすずコーポレーションが、高野豆腐を製造する際に工場から出る排水を利用したバイオマス発電の売電事業を開始する。「エコな工場」で、売電収入も年6000万円程度を見込んでいるという。9月12日から本社工場で発電設備を稼働する。設備は水処理大手の栗田工業が担当。導入費用は数億円の見込み。最大出力は250キロワット、年間の総発電量は150万キロワット時。

同社は「売電収入により数年で投資額を回収できる」とみている。工場排水からの発電は、油揚げや高野豆腐を製造する際に出る排水から微生物の作用でメタンガスを回収、これを燃やして発電する。発電の工程で、発生する温水はボイラー用として使用することで、熱効率も高める。


 再生エネルギー発電の固定価格買い取り制度(FIT)では、メタン発酵を利用したバイオマス発電の買い取り価格を1キロワット時あたり40.95円と定めている。経産省によると5月末でFITを利用するバおマス発電は同社を含め全国で25件の制度利用の申請があったという。




 同社は「メタン発酵のバイオマス発電は畜産業で家畜のし尿を使ったものなどが多く、工場排水を使うのは全国でも例が少ない」と説明している。


 

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