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英のMOX工場が閉鎖へ 浜岡原発の停止響く(共同)

2011-08-04 18:22:42

英中西部セラフィールドの原子力施設=4月撮影(ロイター=共同)
 【ロンドン共同】英中西部セラフィールドの原子力施設にあるプルサーマル発電用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料製造工場が近く閉鎖されることが3日、分かった。工場を所有する英政府の外郭団体、原子力廃止措置機関(NDA)が明らかにした。

 NDAは、福島第1原発事故の影響で、顧客である日本の電力会社が行うプルサーマル計画の先行きが不透明になったことを理由に挙げている。

 NDAによると、同工場側と日本の電力会社各社との間で、使用済み燃料の再利用とMOX燃料製造に関する大枠の合意があったが、特別な事情がある場合、合意の見直しが可能との条項があるという。

 同工場は2001年に稼働。北海道電力を含む日本の電力10社は昨年5月、使用済み核燃料の再処理を英国に委託して発生したプルトニウムを、同工場でMOX燃料に加工することでNDAと合意。浜岡原発はMOX燃料の販売先第1号になるはずだった。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/309709.html

英中西部セラフィールドの原子力施設=4月撮影(ロイター=共同)