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みずほ・三井住友と政策投資銀が共同で 北海道・苫東安平のメガソーラー事業向け融資合意(FGW) 融資総額3百億円

2014-03-08 20:33:05

ソフトバンク苫東安平ソーラーパークの起工式(昨年10月)
ソフトバンク苫東安平ソーラーパークの起工式(昨年10月)
ソフトバンク苫東安平ソーラーパークの起工式(昨年10月)


みずほ銀行と三井住友銀行、日本政策投資銀行は、三井物産とソフトバンク系のSBエナジー社が建設する北海道最大のメガソーラー、「苫東安平ソーラーパーク」の太陽光発電事業に対して、プロジェクトファイナンスによるシンジケートローンを6日付で組成した。融資金額は公表されていないが、総額数百億円とみられる。

本事業は、北海道苫東安平の166万㎢に出力11万1000kw(111MW)の大規模メガソーラーを建設する計画。2015年度冬の稼働を目指す。株式会社苫東が所有する土地で実施される国内最大級となる。事業は三井物産とSBエナジーがが50%ずつ出資する。

 

融資団は、メガバンクなど3行が共同アレンジャーとなって、地元の銀行等12金融機関が参加する。

 

建設予定地は苫東の安平地区(安平町遠浅)。第三セクターの苫東(苫小牧市柏原)から賃借(一部取得)した土地に約44万4000枚の太陽光パネルを設置し、年間予想発電量は一般家庭約3万世帯分の約1億801万4000kwhで、全量を北海道電力に売電する。売電価格は1lWh当たり42円の計算になることから、年間の売電収入は45億3660万円の見込みだ。

 

総事業費と融資額は非公表だが、メガソーラーの平均的事業費は出力1MW当たり3億円とされる。そうすると事業費は約333億円。総事業費に対する融資額と自己資金の比率は、一般的に8:2ないしは9:1の比率とされる。つまり融資額は約300億円となる。

 

EPC(設計・調達・建設)サービスは東芝が担い、太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用し、架台は東芝プラントシステムが施工を担当する。

 

同メガソーラーは当初、第2期分の建設が計画されていたが、北海道電力が、売電申請のあった建設計画のうち、約4分の1しか電力網に受け入れられないと発表したことから、第2期分の建設を断念した経緯がある。

http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2013/html/0000015110.html
【事業概要】
































事業者

苫東安平ソーラーパーク株式会社

出資構成


SBエナジー株式会社:50% 三井物産株式会社:50%


所在地


北海道勇払郡安平町遠浅


土地所有者


株式会社苫東


土地面積


約166万m²


設備容量


約111MW


売電開始予定日


2015年度冬