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汚染の泥を分離除去 飯舘村で実験(福島民報)
2011-08-25 20:17:39
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の農村工学研究所(茨城県つくば市)は24日、飯舘村伊丹沢の水田で代かきした濁り水をポンプ排水して放射性セシウムを除去する実験を行った。
実験はセシウムが地表付近にとどまる性質を利用。4・5アールの試験田に水深10センチの水を張り、トラクターで表土約5センチを代かきし、かくはんして泥水状にした後、ポンプで沈殿池に排水した。排水した後、沈殿を促進するポリ塩化アルミニウムを混入し、セシウムが付着した泥と安全な水を分離するという。
25日にも放射性セシウムを吸着する安価な顔料のプルシアンブルーを加えたマットを通して別の池に排水する。マットは独立行政法人産業技術総合研究所が開発した。
6月のサンプリングで、水田の深さ2・5センチまでで1キロ当たり6万5900ベクレルの放射性セシウムを検出した。30日まで実験を進め、9月中旬には土壌剥ぎ取り実験と合わせて除染効果、コスト、作業時間などの結果を出す予定。
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9881636&newsMode=article